心配しなくてもだいじょうぶ 死ぬまで生きる!ringonomiganarukiの日記

前向きな日もそうじゃない日も、何か一つ喜びを☆

オプジーボに感謝❗

母は、腎細胞癌だ。肺の転移もある。

二年前から三度ほど抗ガン剤をかえ、昨年「オプジーボ使ってみようか」と先生から提案された。

副作用も多い、効果が出る人は2割程度…でも、今までの薬では癌が小さくならない、むしろ悪化している…というような説明だったように記憶している。
「前に進もう❗」と母と決め、入院し投与することに。


一度の投与で副作用の間質性肺炎をおこし、先生や看護師さんたちはバタバタしはじめた。
しかし、母はいたっていつも通りだった。血中酸素が下がって酸素のチューブを鼻から入れられたが、ステロイドのお陰で食欲もあった。(ステロイドの副作用で認知症のようにもなったけれど…その話はまたの機会に。)

そして、二ヶ月ほどたったころ、肺の転移も腎臓の腫瘍も小さくなった。
先生が「一度でこれだけ効くのはまれ、奇跡的よ❗」と毎回喜んでくれる。

その後、片方の腎臓摘出手術も無事成功した。

私にとっても、母にとっても、本当に有り難いことだった。

けれど、知人には何度も投与したけど効かずに亡くなった方もいる。

もっともっと、研究が進んで、すべての癌が治るようになるのを祈るばかり。

そして、母の肺の転移も今は大人しくしてくれている。
癌も自分の細胞が変化したものだときいたことがある。
そう思えば、「いいこだから大人しくしててね。仲良く生きていこうね。」と語りかけたくもなる。語りかけてしまう。

そんなことがあったからこそ、ただ母がいるだけでいい、そう思える。
「なんにもできなくてごめんね」なんて言うけど、ニコニコとベッドで「お菓子とって」とか「肩もんで」とか言ってくれることすら嬉しい。

仕事をするのは不安だけど、母を守れるのはわたしだけだ❗と自分を鼓舞しつつ、明日は職場訪問です。