心配しなくてもだいじょうぶ 死ぬまで生きる!ringonomiganarukiの日記

前向きな日もそうじゃない日も、何か一つ喜びを☆

あっという間に数年経ちました

母の腎臓がんに対しての治療は一昨年前

分子標的薬を使ったものの、効果はなく

食欲はおちるばかり。

治療を早々に打ち切り、緩和ケアに切り替えた。

 

ずっと、穏やかに暮らしていたけれど、昨年頃から肺の転移の症状が出てきた。

咳が続く。

夜もあまり、眠れてない様子。

笑顔も、おしゃべりも減った。

咳き込みすぎて、吐き気も出る。

食欲も落ちてきた。どんどん痩せる。

見ていて辛くなる。

本人はいたって、のんきで

「なんで、咳が出るんかなぁ。耳鼻科に行こうかなぁ」なんて言う。

「母の咳は、耳鼻科じゃないよ。腎臓がんが肺に転移してたでしょ?それが原因だから、緩和ケアの先生が咳止めだしてくれてるんだよ」と説明すると、「そうねぇ」と。

わかったのか、わかってないのか…。

胸の上にも、直径3センチくらいのイボのようなものができた。

これも、腎臓がんの転移だと言う。

しかも、治療をしてないので、このイボのような突起物は放置するしかないと…。

「また、共存しないといけないものが増えたね」と声をかけると「仕方ないよね」と。

 

本当のところは、わからないけれど、いつもジタバタしない。いたって、呑気に受け止める。

そのうえ、「りんごちゃんに(癌が)できなくて良かった」とニッコリ笑ったりする。

「泣かすようなこと、言わないでよ!」と病院で泣き笑い。

母は強い。本当に強い。

どんな現実も、もう受け止めて受け入れて、前に進むしかない。

大事な、一分一秒、泣いてる暇はない。

母と一緒に笑えるように、踏ん張ろう。

今、母は生きてるのだから。